« 9月の朝 | トップページ | たそがれの月 »

2010.09.08

「おもてなし」と「うたかた」

「おもてなし」を「裏だけで表がない」と言う意味だと勘ちがいしていたKさん。Hさんは「面無し」だろうと言った。おやじギャグがまかり通る日本語教育。けっこう笑える。

辞書で漢字を調べさせたら「持て成す」とあった。漢字が好きなHはこの表記を用いそうだが、違和感をどう説明しようか。また、「持て成す」から「もってなす」と覚えてしまいそうなのも困るが、茄子の絵を描いて笑っていたから、大丈夫だろう。

漢字を覚えたいのはわかるが、基本的に和語はひらがなの方が望ましい。歌詞の中に「うたかた」ということばをみつけたHは辞書で調べて「泡沫」だと知った。泡沫の恋(うたかたのこい)、泡沫の夢(うたかたのゆめ)・・・に並んで、泡沫会社(ほうまつがいしゃ)、泡沫的(ほうまつてき)・・・、卵泡沫(らんほうまつ?)なんてのもあった。彼女はそのすべての「泡沫」を「うたかた」と読むと思っていたから、日本人の友人に「これはうたかた会社って読むの?」と確認したところ、その日本人は首をひねったと言う。

はじめのふたつこそ、「うたかた」と読むけど、後はすべて「ほうまつ」。普段の会話に、あまり登場することばではない。「卵泡沫」なんて、絶対に特殊な場面でしか使わない。私が使うことは一生なさそうだ。

しかし、「うたかたの夢」を「泡沫の夢」と表記するメリットって、いったい何なんだろう。

|

« 9月の朝 | トップページ | たそがれの月 »

コメント

グーグルで翻訳しました。
正しいでしょうか?
おもてなし→การต้อนรับขับสู้
うたかた→ฟอง
うたかたは、泡のことになってしまい、間違っているようです。

投稿: ぐりりん | 2010.09.18 09:51

> ぐりりんさん

「うたかた」は水に浮かんだ泡がはかなく消えてしまう様ですから、「泡」でも間違いではないと思いますよ。「泡のような(に、はかなく消えてしまう)恋」の( )の中のニュアンスが伝わるかどうかですよね。

「おもてなし」の ต้อนรับขับสู้ については、「冨田の赤い辞書」で調べてみたところ、『精一杯歓迎する、熱烈に歓迎する(原義はต้อนพลออกรับสู้รบอย่างแข็งขันสู้เต็มที่ 「軍勢を駆り出して力を尽くして迎え撃つ」』とありました。何もこれほど力まなくてもとは思いましたが、熱烈歓迎!ですね。

ところで ฟอง ですが、湯葉のことを "ฟองเต้าหู้" (豆腐の泡)と言うそうです。おととい、タイ人に教えたもらったところです。うたかたがらみで覚えられそうです。

投稿: meew | 2010.09.18 11:20

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 9月の朝 | トップページ | たそがれの月 »