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2007.10.27

最近、気になる言葉たち

J-popにくわしく、しかも日本語ペラペラのTが今一番好きだといって聴かせてくれたのが「創聖のアクエリオン」この曲ならテレビのCMで聞いたことがあった。でも、私の心に残っていたのは、曲ではなくて、ナレーション。「あなたに合体したい」と言っていた。画面に文字も出ていたから間違いない。「合体する」は「に」ではなくて、「と」だろうに。そう思ったから、よく覚えていたのだ。それが、その後じきに「あなたと合体したい」にナレーションもスーパーも替わった。うるさいおばさんが投書でもして文句を言ったので、録音し直したのだろうか?初めから2バージョン用意しておいて、異議を唱えられたら変更するつもりだったのか?いや、わざと違和感を覚えさせて、人の耳を引く(?)作戦だったのか?実はそれほど好きな曲ではないのにれだけ考えさせるなんて、いずれにしても、作戦はみごとに成功したようだ。

広辞苑第6版に新しい言葉が増えるという記事を読んだ。「『いけ面』は辞書には載っていませんよ」と授業では言ってきたけど、この「いけ面」も辞書に載る言葉になったそうだ。いままで「イケ面」と書いてきたけど、辞書に従えば「いけ面」と書くべきなのかもしれない。

正しいことばなんて、実はないということは十分承知だが、それでも耳障りの悪いことばは存在する。最近、気になるのは(「嫌だ」という意味なのだが・・・)、文頭に立つ「なので」「ですので」。若い人たちの掲示板での文でよく目にしていたが、最近ではテレビでも耳にするようにもなった。最初に耳にしたのは、台本のないトークの時だったから、つい出ちゃったのかと思ったが、その次に耳にしたのは吹き替えドラマだった。これは意図して使ったわけだ。もうしばらくすると、「自身」、「結果」などと同じように、文の始めに使っても、誰も何も思わなくなってしまうんだろう。

録画した番組を見ていたら、ヨーグルトのCMで「お試ししてほしいから・・・」と言っていた。これも気になるなぁ(好きじゃないと意味。しつこいけど・・・)。M乳業の製品だったけど。このCMの制作会社にも、クライアントにも、この部分を気にする人がいなかったようだ。

さらに、しつこく。先ほどの「耳障り」ということば。耳に障るのだから、当然、心地よくないわけで、悪いに決まっている。障ると触るの混同で、「耳障りのよい」を使うんだろうけど、それにしても「ガサガサの手で耳をなでられてそれが気持ちいい」だなんて!

これで最後。上の文で「・・・気持ちいい」だなんて、と書いた。耳には、「きもちいいだなんて」と聞こえるはず。今日は寒いだ。これはおいしいだ。って言うと、meew先生、違うって言うくせにどうして気持ちいいだは良いの?という声が聞こえてきそう。気持ちいいが「 」で括られて名詞扱いになっているからなんだけど、耳だけで聞いたときは間違えそう。先日もある生徒からの質問で「日本人はどうして『行くだって』『おいしいだって』と言いますか?間違いでしょう?」というのがあった。よく聞いてごらんなさい。「行くんだって」「おいしいんだって」と「ん」が入っているから。早い段階で訂正しておかないと、この間違いは定着しちゃうと直すのが本当に難しい。でもこういう小さなことがきちんとできていると、聞いていて気持ちがいいのだ。でも耳障りがいいなんて、絶対に言わないからね。

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