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2007.01.11

気になる日本語

やっぱり日本語教師は因果なもので、テレビを見ていても細かいところが気になってしまう。

今年の2日にたまたま放送大学の日本語学概論というのに出くわして、もうそろそろ終わるころだったのだが「は」と「が」についてはなしていた。その中でも気になったことがあった。

人がたくさんいて、「斉藤さんはどの人ですか」」と聞かれたら、「私が斉藤です」と答えるというくだりだ。「どの人ですか」に対する「私です」が、どうしても納得がいかない。これは絶対に「斉藤さんはどなたですか」「私が斉藤です」でなければならない。「斉藤さんはどの人ですか」に対しては「あのひとです」「あの赤いセーターを着ている人です」となるはず。

この話のポイントは「は」と「が」の違いであって、「どの人」と「誰(どなた)」の違いではないけれど、実際に教えている場だったら、生徒から絶対にチェックが入るところだ。この教授は日本人を対象とした日本語学の経験はあっても、日本語を勉強している外国人を実際に教えた経験は少ないと見た。(私の場合、こういう類のことで、何度質問されたことか。というか、「やりこめられたことか!」)

別のことでは、最近気になるのが「多い」という形容詞。これを「おおいい」と発音する生徒がけっこういるので、この発音に対しては特に敏感になっているのかもしれないのだが、「多いい」と発音する日本人の多いこと!特に気にしていなければ、気にも留めないところだろうが、私の場合、そういうバックグラウンドがあるので、「あ、注意しなくちゃ」と思い、そこから先の話がお留守になるという困ったことにもなる。

スチュワーデスが本採用になりませんでした。なんて日本語も、レッスン中じゃないんだからやめてくれよ!と叫びたくなく日々。だからテレビを見たくなくなるんだよ。

追記
今日もあるスーパーで耳にしたことば。「もうすぐからタイムサービスで、全品3000円で販売いたします。」(「もうすぐ」もしくは「今から」でしょう!)

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コメント

「多い」を「おおいい」は関西弁ですよね。
私も関西に帰ると使います。お笑いの人たちから流れた発音でしょうか・・・。
私が気になるのは、お店での若い人たちのあいづち「そうなんですよねー」それも間髪を入れないで。
例・「色違いで黒いジャケットもありますよ」「うちはネコがいるで、黒だと毛がついたのがよく見えるからあまり買わないんです」「そうなんですよねー」知ってたんかい!とつっこみたくなります・・・
これ、お化粧品店でも携帯ショップでもどこでも、みんな使うんです。
どこから広まったのだ?マニュアル??

投稿: チョムプー | 2007.01.14 11:39

>チョムプーさん
「おおいい」は関西弁!初耳でした。関西の言葉だと「きれい」がイ形容詞(いわゆる普通の形容詞)の活用で「きれかった」になる事は知っていましたが、こちらは知りませんでした。なるほど。それで使う方が「多い」んですね。そういうことだとわかれば気が楽です。
「そうなんですよねー」はまだ出会ったことがありません。この辺のお店に来るのにはもう少し時間がかかるのかな。それとも私があまりショッピングをしないのかも。

投稿: meew | 2007.01.14 15:48

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