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2006.09.23

日本語教室、ひさしぶり!

K市でやっている日本語教室。どうしてもボランティアの都合がつかないとのことで、5回のレッスンを頼まれてくれないだろうかとの打診があった。12年前から始まったこの日本語教室。私もここで大きくしてもらったから快諾した。そのレッスンが先日あった。

ボランティアの指導者は日本語教育能力試験を受けるため、勉強に専念したいとのことらしい。私が受けた頃は1月だったが、最近は10月に試験がある。日本語能力試験を受ける生徒を抱えている人は、大変だろうなぁ。Kさんも頑張ってね。

最低でも10分前には、教室に着くようにしているので、当日も開始15分前に到着した。夜7時から9時までの日本語教室。会場は地域の公民館。入り口こそ電気がついているが、今日は他に使う人たちはいないらしく中は真っ暗。とはいえ、勝手知ったるなんとやらでずんずん入っていく。誰もいないので、そのフロアーを探索してみた。大会議室。ここは今日の教室。図書室はパスして、その隣の小会議室。そういえば、12年前の9月に第1回目の授業を行なったのはここだった。何にもわからず、どうしたらいいのか困っていた私が、あの辺に座っていたんだ。そんなことを思い出した。その隣の和室は、第1回目のスピーチの会が行なわれたところ。あいにく、私は初級クラスを受け持っていて聞くことはできなかったけど、後でビデオを見せてもらったっけ。

探索も終わって教室に戻ると、もう7時だ。でもまだ誰も来ない。ちょっと不安になっていると、駐車場に車が入ってくるのが見えた。7時過ぎてから到着っていうのは・・・ま、アジア時間ってことで。

3つのクラス(初級1、初級2、それからもうひとつは中級か上級か)に分かれて授業をしているらしい。私が受け持つのは初級2のクラス。全員揃えば11人とか。今日はそのうち何人来るのだろう。まだ2人しか来ていないけど。自己紹介をしながら、日本語のレベルをみると、2人ともかなりできる。今日は『みんなの日本語』の26課をやるように言われているけど、簡単すぎない?

そこへ見慣れた顔が。Kさんだ。「今日までやる」と「今日から休む」が、うまく伝わらなかったようだ。せっかく準備してきたのなら、おやりなさい。私は見てますよ。ちょっと咳もでてるし・・・。すると、目の前にいるやけに流暢な日本語を話すVさんは、敬語について勉強したいという。それなら、私が彼女を担当しましょう。準備はしてないけど。ということで、今日はお母さんが日本人なので、話すことはまったく問題がないけど、自分では問題意識を持っているVさんと敬語の勉強になった。

実は、私は初級の学習者を教えることに一番自信を持っている。まったく日本語が話せない人が、どんどん話せるようになっていくのを見るのは、とてもすばらしいことで、その辺のお手伝いが一番上手だと思う。ところが今日の学習者は言葉を選ぶ必要のない、上級レベルの学習者。巷で使われている容赦のない日本語も理解するし、若者言葉は私以上に知っているだろうし、果たしてお役に立てるのかどうか。テキストは「みんなの日本語」しかないので、49課、50課の「尊敬語」「謙譲語」を勉強することにした。49課、50課は、日本の若者にも勉強させたいと思っていたところなので、今日のテーマには合っているかも。ということで、2時間、敬語について学習したのでした。

途中、隣の席で勉強している初級1のクラスの学習者が、私のペットボトルの水を指さしている。爽健美茶のボトルに水を入れて持ってきたので変だと思ったのか、その辺はわからないのだが、どうも「○○の○○」を勉強しているようだ。ボランティアが「あれはmeewさんの水です。meewさんのです。」と言っていたから、2課かしら。授業が終わる頃、そのクラスのボランティアが「来週も来れますか?」とたずねていた。2課の段階では「来る事ができる」という意味の可能動詞「来られる」をまだ学習していないから、使えないはず。「来ました」は1課で既習だから、ボランティアが「来週も来ますか」と言ったのなら、何も違和感を覚えなかった。ところが、「来れますか」は、まずいでしょう。27課で可能動詞を教える時に、Ⅲグループの可能動詞は「します→できます」「来ます→

さて、何と言うのかしら。教科書には「来られます」と書いてあるけど、その時だけ「来られます」かしら。日本人が思っている以上に、外国人は言葉の一音一音に敏感だから、きっと混乱してしまうはず。「世間では「来れる」と言う日本人もいますけど、これは本当は間違っているんですよ」そう言えなくなってしまう、自分がそう言っていたら。学習者は、そういう間違った日本語を話している人から日本語を学びたいと思うかしら。こういうことをするから嫌われるんだろうけど、これは見逃すわけにはいかなかったので、机を片づけている時に、そばに行って「来れるじゃなくて、来られるだよ」と言ったけど、わかったかな。わかってほしいな。ミモザ先生の講座を一緒に受けたんだから。

久しぶりに参加した日本語教室。「楽しかった」が一番大きな割合を占めるけど、不可解なことも。いつかも耳にした「ここは文法のクラスだから・・・」昼間に漢字クラスがあるとは聞いてるけど、文法のクラスとはいったい。文法のクラスだから、日本語能力試験の問題をやっていると注意され、会話をやっていたり、発音を直していたりすると、やっぱり注意されるのかしら。私が参加していた頃の雰囲気とまったく違う。当時はクリスマス会はもちろん(モスリムもいたけど、彼は、インターナショナルモスリムだからいいんだって言ってた)、誕生日会なんて言うのもしょっちゅうやっていたなぁ。お茶当番がいて、毎回途中にコーヒーブレイクをして、わいわいみんなで話していた。サプライズB-パーティは前半は普通に授業をしていて、B-dayカードにコメントを書いてもらって、コーヒーブレイクに隣の部屋に隠しておいたケーキを持ってきて、驚かす!なんてことをしょっちゅうやっていた。なぜか私がゲーム担当になっていて、いろんなゲームで遊んだ。私のモットーは「楽しくなければ日本語教室じゃない!」だったから、なにしろ、楽しむことばかり考えていた。もちろん、共通言語は日本語だから、遊ぶのだって、日本語を使わなくちゃならないから、黙っていたら遊べない。学習者同士のつながりももっとあったみたい。(そういえば、教室で知り合って結婚したカップもいたっけ。教室に誘ったのは、なにを隠そう!私だった)かなりのエネルギーが要るから、仕事が終わって、(たぶん)へとへとになってボランティアをする状況では、そう簡単にはできないけど、せめて、途中の休憩はあったほうがいいと思うけど。

次回から本格的な参加。4回以上続けるつもりはないけど、少し、雰囲気を変えられるかな。遊んでも、楽しんでも、日本語が上達すれば良いんだってことを、わかってほしい。

暗闇の中、階段を降りる時、最後の一段を踏み外して転んでしまった。気をつけなくちゃ。

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