楽しい時
キルトは楽しい。見ていても楽しいし、自分でやっても楽しい。考えていても楽しい。どれもみな楽しいのだけれど、一番楽しいのは、なんといっても針を運んでいる時。しかし、その前にやらなくてはならないことがいろいろある。
生地を買ってくると、まずやらなければならないのが「水通し」。生地についている糊を落とすのと縮み防止のため。これをやると針の通りが格段スムーズになるので、欠かせないのだが、ちと面倒。今日も27cm×33cmの端切れを20枚、水通しした。生乾きの時にアイロンをかけて、布目を通しておくことも大切。小さいからアイロンがけは楽だけど、何メートルもまとめて買った時は、「ああ、冬でよかった」と思った。
パターンも決まって、生地も決まったら、型を写して裁断。これらをきちんとやっておかないと、後で狂いがでる。そうしてやっと針を持つ段階へ。針仕事をしながら、あれこれ考えたり、ミステリー番組を見たりしている時が一番楽しい時。この時はすべての準備が整ってはじめて訪れる時。
私は、とかく、準備を怠って、もっと楽しくなるはずの「時」をいいかげんに過ごしてきてしまった。楽しく時を過ごすために、やるべきことは怠らずにきちんとしなくちゃね。
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