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2005.08.24

こうやって少しずつ覚えていくんだなぁ

m050824 タイ土産にもらったタイの小学校の国語、つまりタイ語の教科書を使って、タイ語の勉強をしている。きちんと1年生からはじめてみた。第1課はรถไฟというタイトル。

รถไฟ
รถไฟ มา
ตา
ตา มา
ตา มา รถไฟ

これが全文。うん、これなら楽勝。単語も「ตา(おじいさん)」「มา(来る)」「รถไฟ(汽車)」の3つだけ。かんたん、かんたんと勉強していった。

ところが5課にきて、はたと困った。課の終わりにある文がひっかかるのだ。(タイの教科書については「ココナッツ・カフェ」、「タイの子どもの本」が詳しいので、ご覧ください)

一番最後にある韻文の練習文なのだが・・・

แต้มกับดำ
   ลูกหมามีชื่อดำ    ลูกแมวขำดำตาโต
ลูกหมาก็โมโห       ลูกแมวมีโบสีดำ
   โบดำตำตาหู      ลูกแมวขู่ลูกหมาขำ
เล่นไปพ่อให้จำ      แต้มกับดำเล่นดีดี

テームとダム
子犬の名前はダム。 子猫はカム・ダム・ター・トー。「可愛い・黒い・目・大きい」だめです。ここからぜんぜん進むことができない。しばらく考えて、やっと、ดำが子犬の名前だといういうことに気がついた。「子猫は目が大きい(子犬の)ダムが可愛い」なんだ、そうか。

子犬の名前はダム。子猫は目が大きいダムが可愛い。子犬も怒る。・・・なんで?

子猫のテームが「ダムちゃん、目が大きくて可愛いね」って言ってるのに、子猫のダムはなんで怒るの?だめだ。先生に聞こう。タイ人の友だちに質問した。彼女はขำดำは真っ黒だという。まだ日本語がそう上手ではない彼女は身振りで示す。「Pmeew、こうだよ」目を大きくして見せる。「犬は怖いの?」「そう」

ようし、もう一回挑戦。
テームとダム
子犬の名前はダム。子猫は真っ黒な眼を見開いて・・・見開いて・・
・動詞がないけど、まいいや、子犬を威嚇する。子犬は怒る。そりゃ、そうだよね。威嚇されれば怒るよね。子猫は黒いリボンを持っている。黒いリボンは目や耳に突き刺さる。突き刺さるは変だから、からまるがいいかな。黒いリボンは目や耳にからまる。猫は脅かし、子犬は可愛い。・・・意味がわかんない。・・・遊びながら、父さんが言ったことを思い出す。テームとダムは仲良く遊ぶ。

だめだ。どうもわからない原因は「ขำ」にあるようだ。タイ日大辞典を見ると「ขำ①可愛い、ほれぼれする、似つかわしい、怜悧な、鋭敏な、おかしい、こっけいな②公開すべきでない神秘な事物」とあるが、どれも当てはまらない。

もう一度先生に聞いてみよう。
彼女の説明は前回と同じ。ขำが動詞ではないか聞いてみよう。というのは、韻文の前にある散文の練習文の中に、ขำを使った文があって、แก้ว ขำ ลูกแมว มี โบ สีดำ ケーオちゃん(女の子)は猫が黒いリボンを持っているのがขำだと言ってるから。このขำは何?と聞くと、口を押さえてクックッと笑う格好をする。あざ笑うとまではいかないがせせら笑うといった感じ。「形容詞か?動詞か?」と聞くと、「動詞」だと言う。初めて出てきた!ขำが動詞。では、แก้วขำลูกแมวมีโบสีดำขำ と ลูกแมวขำดำตาโตขำ は同じかとたずねると、違うと断言。ลูกแมวขำดำตาโตขำดำは「真っ黒」と形容詞だと言い張る。(ここで言う形容詞と言うのは日本語学習者にとっての(ナ)形容詞、私たちは形容動詞と言ってる)

ちょっとひらめいたmeew。じゃ、これは?ลูกแมวขำลูกหมาตาโต.するとしばらく考えていた先生。「そうだ。このขำも動詞です。」やっと謎が解けた。

テームとダム
子犬の名前はダム。    子猫は目が大きいダムのことを笑う。
ダムは怒る。        子猫は黒いリボンを持っている
リボンは目や耳に絡まる。子猫は威嚇し、子犬は笑う。
遊んでいるうちに父さんが言ってたことを思い出す。テームとダムは仲良く遊ぶ。

これなら話の流れはわかる。でも、面白くないね。タイ語で読むと韻を踏んでいるのが面白いけど、日本語は・・・。先生いわく「これはストーリーは重要じゃない。これは音と字の練習。1年生の本のタイ語はタイ人はわからない。」えっ!「例えば、ตามารถไฟ。これも変。ตามาโดยรถไฟ。これが正しい。」・・・「みんなの日本語と一緒だね」

これだけしつこく食い下がったけど、チョムプーさんの言ったとおりだった。でも、こうやって少しずつ、血となり肉となっていくんだろうから、がんばって頭の中に留まっていてね。逃げてしまわないでね。私の知識。さ、すっきりした気分で、次の課に進もう!そのかたわらで、タイ人の彼女は懐かしそうに、小学校の教科書に見入っていた。 

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コメント

覚えやすそうですね。こういう本が売ってたらいいのになぁ。

投稿: ひら | 2005.08.24 16:42

ひらさん、こんにちは。この本、アジア文庫というところで通販で売っていますよ。
でも、この本を買っても、やっぱりだれかに教えてもらいながら読むほうがいいですよ。
このサイトを見てください。
http://www.asiabunko.com/
meewさん、さすがですねー。
タイの絵本にも、こういう韻文が多く、それは内容よりことばのリズムを楽しむためのものなので、日本語に訳すと、気のぬけたものになってしまうのです。「マザーグース」の翻訳と同じようなものですね。
2年生の教科書くらいから始めたほうがいいかもしれません。2年生の教科書は、ちょっと幼年童話みたいで、ストーリーがありますよ。

投稿: チョムプー | 2005.08.24 18:47

チョムプーさん
通販で買えるのが判って嬉しいんだけど、周囲には教室もないし、教えてくれる人もいないので・・・買おうかどうしようか今大いに悩んでおります。やっぱり一人じゃ覚えるの難しいですか?

投稿: ひら | 2005.08.24 20:31

ひらさんー
メールにも書いたけれど、一応タイ日辞典がひけるなら読めるかとは思いますが、やっぱりどの意味を使っていいかとか、辞書にのっていない意味合いとかあったり、文化的にわからないところもあるので、まったくの独学はむずかしいと思います・・・
(この本はタイの小学生が実際使っている国語教科書なので、日本語の注はないのです)
それにタイ語は発音が命なので、ほんとうは、ネイティブの人に音読してもらいつつ意味も教えてもらいつつが理想・・・
今は、どんな大学にもタイ人留学生はいるようだし、お近くに大学があれば、バイトしてくれる学生さんいないか、聞いてみるのも一つの手段かと思いますよー。もし外国語大学のようなのがあれば、なおさらいいですよね。その場合は、タイ語学科の日本人学生さんに教えてもらうという手もありますし・・・
私が近くにいれば時給200円で。(うそ)

投稿: チョムプー | 2005.08.24 22:51

>ひらさん、チョムプーさん
返事が遅くなってごめんなさい。タイ人友のお土産で欠けていた分、アジア文庫で、私も買いました。ただ、2年生の教科書、置いてないんですよ、なぜか。童話みたい・・・読んでみたいのに。

私は一応独学ですが、少しは日本語がわかるタイ人がいたほうが、やっぱりいいでしょうね。外国人向けではなく、ベタなタイ人の子供向けの本ですから。説明なんてないし・・・。でも、絶対にやりたい!と思うのなら、そのモーチべーション次第では、やってもいいと思いますよ。「やりたいと思ったときがやる時」日頃の私ですね。
チョムプーさんが近くにいたらなぁ。時給、もう少し色をつけるから、ぜひ先生になってくださ~い。

投稿: meew | 2005.08.24 23:11

私もチョムプーさんが近くに住んでいたならぜひ先生になってもらいたいところですね~。

投稿: ひら | 2005.08.24 23:39

meewさん・・・
私からしてみれば、「独学」!というほうがびっくりですーー。
あの字体、そしてむずかしい発音・・・どうやって「独学」されたのですか?
その方法をぜひ披露してくださいませー。
私なんて、タイに行かなかったら、ぜったいタイ語のタの字も知らなかったところですよー。
そもそも赴任する日まで、ばたばたしていたので、あいさつひとつ覚えて行かず・・・朝、オットが出社してから、いきなりタイ語しかしゃべれないドライバーさんとメイドさんが来たのでぼうぜん状態でした。
すると、ドライバーさんが機転をきかせて、同じマンションのタイ語のたんのうな奥さんを内線電話で呼んでくれ、その人が通訳してくれたのでした。
その人のおかげで、子ども図書館活動にも参加できたし・・・そういう奥さんがいると知って、タイ語の勉強にがんばれたし・・・日本に帰国した今も、その奥さんとは友達だし・・・
その前に台湾に赴任したときも同じ調子で、アパートの一階の雑貨屋さんに行ったとき、まったくわからないことばをお店の人にしゃべられて、「まったくわからないってこうなんだー」と感心(のんき)していたのです。
そのときは、日本語教育を戦争中うけていた熟年の親切な台湾の方々に助けてもらっていました。
こんないきあたりばったりなB型の私ですが、もうちょっとしたら、独学で「ケルト語」をやってみたいなーと思っているので、よかったら、「独学法」を教えてくださいませー。

投稿: チョムプー | 2005.08.25 11:41

>チョムプーさん
今でこそ、タイ人の友人(兼生徒兼先生)がいるので、発音を直してもらったり、疑問に答えてもらったりしていますが、周りに教えてくれる人がいなかったので、ひとりでやるしかなかったのです。
通えるところにタイ語学校がなかったんですが、バンコクのソー・ソー・トーで1週間のミニタイ語講座に出席、東京でのY先生(アジア語楽紀行でもおなじみ)の週末に開かれる初級タイ語講座に何回か出席して、少しでもコツをつかもうと努力しました。こういった短期のものなら、地方の人も出席できるので、数多く開催してほしいんですが、最近はあまりないようですね。
ほとんど独学ですから、書くことと読むことはなんとかなっても、話すことはダメです。こればかりはちゃんと先生について勉強しなければダメですね。その時のためにタイ語のニュースや映画を見る・・じゃなくて、聞くようにしていますが。
タイ語の勉強をスタートしたのは1998年なので、期間は長いんですよ。尤も費やした時間は?と言うと・・・。最近やっとコツが身についてきて、楽しく勉強できるようになって来ました。

「ケルト語」とは!いわゆる、ゲール語のことですよね。アイルランド系のアメリカ人の生徒がいたんですが、彼が聞いたら大喜びするでしょうね。ぜひ、やってください。私は常々、タイの音楽、特にタイポップス(さらに特定すれば LOSOとNAKA)に、ケルト音楽の影響を感じているんですよ。その生徒にも聴いてもらったんですが、確かに似てるものを感じるって、言っていました。ですから、なんとなく関心があるんですよ。でも私には無理だから、チョムプーさん、がんばって。でも東京なら、独学じゃなくてもできるんじゃないですか。独学でやるのは仕方なくなんですよ。機会があるのなら、それを逃す手はないですから。

投稿: meew | 2005.08.25 16:56

meewさん、なるほど!
くわしい説明ありがとうございます!
私が独学でやりたいという理由の一つが、しがないバイト主婦なんで、経済的問題が・・・ということと、ライフワーク、老後の趣味として、ゆっくりやりたいということで・・・
ケルト語は、ファンタジー物語好きにはあこがれのことばですものねー。
Y先生、タイでのタイ語研修キャンプもされているようで、そこに私のタイでの家庭教師の方もいつも参加されているのですよ。
私はY先生にお会いしたことはないのですが・・・ご本も持っています。
とりあえず、どこかでケルト語講座が開かれないか、注意してみることにしますー。

投稿: チョムプー | 2005.08.26 10:47

>チョムプーさん
ケルト語で花開く老後ですか。老後はまだまだ先のことでしょうけど、すばらしいですね。
もうプチ老後の私もタイ語で花咲かせましょう。

投稿: meew | 2005.08.26 22:24

この教科書を使ったタイ語の勉強サイトをオープンしました。この教科書をお持ちの方、あるいは手に入れられる方、興味があればこちらまでどうぞ。
http://meew.air-nifty.com/rianphasaathai

投稿: meew | 2005.08.30 13:39

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